まだ子供が学校にあがる前のころ。
趣味で始めたパン作りの延長から、小麦粉にご飯をねりこんだパンを焼き、イベントで販売や、作業所さんのパン事業のお手伝いをさせてもらったこともありました。
そのころ、京都生協の行政区委員(というような名前だったと。。)の学習会で、日本の食糧自給率や、自給できるお米の消費が減り耕作放棄地が増えていること、放棄地で再びお米を作ることはとてもむずかしいことを知りました。
ショックでした。。
もし輸入が止まってしまったら!
おまけに輸入することで、貧困にさせている国があることもショックでした。。
子供たちの未来が、食に困らない世界でいてほしい。
そう思うといてもたってもいられなくなりました。
「ご飯を入れたパンも広がれば、お米の消費にもつながるはず!」
想いはどんどん膨らみ、先々の夢だった自宅併設工房を作りパン製造をスタートしました。
お米を入れたパンは、ありがたくも好評で、あわただしい毎日をすごしていました。
ところが、なんだか朝起きると寝る前より疲れている。。あれ、太りやすくなったかな。声が出にくいな。指がこわばって動かしにくいし、今までなんともなかった作業がアレレ痛いな重いな。
がんばり不足だと自分を責めている内に、とうとう立ち上がれなくなって。
そこでようやく、女性の体が変化し始める大切な時に、随分無理をしていたんだと気がついたのです。(遅い!)
ようやく立ちどまることができ、ゆっくりと考えてみました。もっとできること、違う方法はないのかなと。
女性の不調は、大豆イソフラボンをこまめにしっかりとることで、おだやかにできるということを後から知った私。
(多分みんな、後から知るんだろうなあ。先に向けて備えられる人って少ないんだろうな。)
だったら主食や間食に置き換えて、代謝が落ちていく体にも嬉しくて、不調を予防できるものを作れば喜ばれるんじゃない!!そうして、女性の体を思う米粉のミックス粉<べっぴんミックス>が生まれました。(今は訳あってお休みですが。)
でもやっぱり、自分で作るんじゃなくて、食べられるものがいい!という声に応えた<米ぬかきなこ><米ドーナツ><米ワッフル>、<スコッキー>などなど。
そして、色んな場所へ販売に行って感じたのは、米粉商品はずいぶん増えたなということでした。
でも、残念ながら、日本の自給率は大きくは変わっていなくて、状況は変わっていないのです。
じゃあ!!
もっと喜んでもらえて!わくわくしてもらえて!人にあげたくなるようなものを作ろう!人から人へ広がりますように。
そんな気持ちから作った最新作、
<花おはぎ>
どうか、
子供たちの未来が、食に困らない世界でありますように。
これからも願い続けながら、喜んでもらえるモノコトをお届けできたらと思います。
2023年12月の寒いある日
べっぴんかしⓇ 一花いつか
代表 まぶちみか
べっぴんかし 一花(いつか)は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。